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映画「生きろ 島田叡 戦中最後の沖縄県知事」 [映画]

5月14日(金)

気になってて、今週で終了、、11時からの上映だったので、、ちょっと悩みましたが、
なんとか最終日に行ってきました。(;^_^A
年齢層高!ていうか、若い人いなかった、みたいな。
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解説:映画.com
「米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー」の佐古忠彦監督が、
太平洋戦争末期の沖縄県知事・島田叡にスポットを当て、知られざる沖縄戦中史を描いたドキュメンタリー。
1944年10月10日、米軍による大空襲で壊滅的な打撃を受けた沖縄。
翌年1月、内務省は新たな沖縄県知事として、当時大阪府の内政部長だった島田叡を任命する。
家族を大阪に残して沖縄に降り立った島田は、大規模な疎開促進や、食糧不足解消に奔走するなど、
様々な施策を断行。米軍の沖縄本島上陸後は、壕を移動しながら行政を続けた。
大勢の県民が命を落としていく中、島田は軍部からの理不尽な要求と、
行政官としての住民第一主義という信念の板挟みとなり、苦渋の選択を迫られる。
戦時下の教育により「玉砕こそが美徳」とされた時代、周囲の人々に「生きろ」と言い続けた島田の生き方、
考え方はどのように育まれたのか。沖縄戦を生き延びた県民たち、軍や県の関係者、遺族への取材を中心に、
新たに発見された資料を交えながら、その生涯に迫る。俳優の佐々木蔵之介が語りを担当。

当時の資料や、島田知事に関わった方々のインタビューで構成されたドキュメンタリー。
沖縄民謡に関わる身として、沖縄戦のことはこれまでも気にして観てきましたが、
実際に体験した方の、日本軍のほうが怖い、という言葉を聞くと、たまらない気持ちになります。
壕の中で、泣くと敵に見つかるからと、銃殺された子供の話とか、
民間人が避難していた壕にあとから軍が来て、軍優先、というような話。
軍は、沖縄県民を守るためではなく、日本本土を守るために沖縄に来た。
沖縄の方々が、日本が嫌い、アメリカ―のほうが好き、と言っても、そうなって仕方ないと思うばかりです。

その中で、大阪から沖縄に来て知事になり、軍と、県民の間に立った島田さん、
個人としての考え方、組織としての方針、、様々な葛藤があったろうな、、、
映画の中で、島田さんの「県民の命を守る責任がある。」という言葉が出てきましたが、、
最近コロナの件でよく聞くような。。だけど、同じくらいの覚悟か、っていうのは見えないですね。

映画館での上映は、もうあまりないかもしれないけど、
もし放送とかあったら、沖縄戦を知らない方には観ていただきたいな。

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うつぼ

この作品、観てみたいです。
都道府県の知事が都道府県民を守るって今言われても、そうじゃないよね、
選挙で勝ちたいだけだよね、って言いたくなりますが、
戦時は全然違う、本当に県民を守ろうとしていたのだろうな、と思いました。
レンタルできるようだったら鑑賞してみます。姐さん、ご紹介いただき多謝。
by うつぼ (2021-05-30 19:32) 

lovin

うつぼ姐さん、
そう言っていただけてうれしいです。
ぜひ!
by lovin (2021-06-03 20:16) 

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