SSブログ

映画「川っぺりムコリッタ」 [映画]

9月29日(木)

まったく存在に気づいてなかった映画。
うつぼ姐さんの記事見てコレは!と思って上映館チェックしたら、
ブルク13でやっててちょうどバイトも休み、時間もバッチリだったので早速観てきました。
116f9949562b7f3c.jpg

炊きたての白いごはん、採れたて野菜、イカの塩辛、、ささやかなシアワセ。
前科者の山ちゃん(松山ケンイチ)、ミニマリストの島田(ムロツヨシ)、
未亡人で大家の、南(満島ひかり)、墓石のセールス溝口(吉岡秀隆)、
ちょっと変な人たちに見えるけど、たぶん、どんな人でも何かしら心の中に闇みたいな部分ある、
誰かの死を抱えてる、何も聞かない優しさ、
大丈夫です人は必ず死にますから、色々と、ささりまくりました。

荻上直子監督の作品は割と好きで、「かもめ食堂」、「めがね」、は、DVDも持っています。
そして、やはり、のフードスタイリストは飯島奈美さんでしたね。

この日は、個人的シルバーウィーク前半の3連休初日で、
映画の後はハンマーヘッドでソフトクリーム、って予定だったのに、
白ごはん、塩辛、漬物、すき焼きで頭が埋め尽くされ、(うつぼ姐さんも書かれてまずが)
しかも、かなり涼しくなってしまい、ソフトクリームはどこかへ退散。
塩辛と漬物買って帰宅となりました。(笑)

ムコリッタって、映画の冒頭でも説明あったのですが、
ムコリッタ=牟呼栗多、仏教における時間の単位のひとつで、
1日(24時間)の1/30、48分を意味する言葉なんだそうです。
最初聞いた時は、パンナコッタとか、そんなイタリアンのイメージだったけど。(笑)
同じ仏教の時間の最小単位は、「刹那」。知らなかった。
そういえば、ZELDAの曲で「時計仕掛けのせつな」ってあったな。。

なんて、色々思いだしたりしながら、特にコロナの世の中で、シンプルに美味しいものを食べる、とか、
これまでに付き合いなかった人とかかわるとか、ほんとにささやかなシアワセを思い出した時間でした。
ムロさんの小さな畑は、もう実感ですが、改めて、また楽しもうと思ったし。

ハイツムコリッタとして登場する平屋のアパート?昔の県営住宅みたいなブッケンもステキ、
その前に作られてるムロさんの小さい畑もいい、
ムコリッタのお風呂の給湯器が、ワタシが実家を出て初めて一人暮らししたアパートのがこんなだった!
身元不明のご遺体を処理する役所の人、柄本佑さんがご遺骨の入れ物を布で包むシーンで、
その所作が美しくて印象的、
山ちゃんみたいに美味しくご飯炊きたい、
知久さんのギターと子供のピアニカ演奏、最後のお葬式の音楽隊、
イカの塩辛工場で、マスクに帽子、目しか見えてない江口のりこさん、
たくさんの好きポイントのあった「川っぺりムコリッタ」でした。

うつぼ姐さん、アリガトウでした!!!

タグ:ブルク13
nice!(4)  コメント(2) 
共通テーマ:映画

nice! 4

コメント 2

うつぼ

姐さんも映画館で観られてよかったです。(^-^)
炊き立てのご飯に塩辛、それだけで幸せを感じられる映画でした。
元々は身寄りのない方々の遺骨についてドキュメンタリ―で観た荻上さんが
この映画を思いついたそうですが、一旦映画化が流れそうになったのをなんとか
実現したと舞台挨拶で仰っていて映画化されてよかったとしみじみ思いました。
知久さんが活動されているパスカルズ、さかなのこ、でも音楽担当されていて
最近はそればっかり聴いていますが、映画の世界観にぴったりでしたね
by うつぼ (2022-10-03 16:11) 

lovin

うつぼ姐さん、
や~、ほんとにありがとうございました!
こんな好みの映画、おかげで見逃さずにすみました。m(__)m
by lovin (2022-10-04 10:38) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。