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映画「イップ・マン 完結」 [映画]

タイミング合わなくて、劇場で観られず、DVDになって速攻レンタルして観ました。
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その後、この2作入ったブルーレイ買って、何度も観て。
前作の「継承」は映画館で観て、また最近アマゾンプライムで鑑賞。
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カンフーシーンももちろん良いのですが、武術に対する向き合い方が常にスバラシイ。

これを観る少し前に、NHKのBS1スペシャルで、「真実への鉄拳〜中国・伝統武術と闘う男〜」
っていう番組を観たのですが、この番組は、
総合格闘技を修めた男が「武術は実戦性がない」と否定し、武術家たちに連戦連勝、
その試合をネット中継したり、っていう話。
https://www.nhk.jp/p/bs1sp/ts/YMKV7LM62W/episode/te/77ZRMVPR5L/

これはこれで、今の中国の武術会を映し出してる、なんだかな~~って思っちゃったのは、
どっちもどっちだからかな。
武術家たちも、「うちが一番強い。」っていうスタンス、
協会とか、その取り巻きとか、って世界になるとなんだかおかしなことになってて、
それに対してこの綜合格闘家が「武術は実戦性がない」、俺が強い、ってアピールしていく、
それはそれで正しいかもしれないけど、そもそも武術、武道って、自分と向きあい、鍛錬していくもの、
って思うのですよ。そこが好きなところで。
相手に対して威嚇したり威張ったりするのって、すでに武術ではないんじゃないかと。

イップ・マンの映画の中でも、彼は絶対に威張ったり、詠春拳が一番だと言うようなことはしない。
(ほかの流派の師匠たちは言う時もあったけど。)
謙虚だけど強い、そこが好きなんだな~~。今の現実には無理なお話なのかしら。

で、この完結では、イップ師匠がアメリカに息子が入学できる高校を探しに行って、
そこで中国人とアメリカ人との間のトラブル(?)に巻き込まれ、またまた活躍しちゃうお話。
弟子だったブルースリーが、アメリカ人に詠春拳を教えていることが、
中国武術会での問題となっていたり(この話は聞いたことあった~。)、
でもイップ師匠は、いいことは広めていくべき、弟子は悪くないと。考え方がグローバルです。ステキ。

この完結で、もう次は無いのかと思うと悲しいけど、、今までの4本、また観まくっちゃいます。たぶん。
初めて観た10年前には、自分は詠春拳しかやってなかったけど、
今は太極拳もやっているので、今回登場した太極拳の達人、アメリカチャイナタウンの中華総会会長の
太極拳シーンもすごく楽しめました。
う~~ん、でもやっぱり詠春拳が好きだな~~。。

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うつぼ

姐さん、これ見ると思ってた!
(私も早くみようと思ってます)
確かに、イップ師匠は威張ったりせず、自分の鍛錬のために切磋琢磨されて
いますよね。
武術の派で揉めたりするのも精神が鍛練されていないってことなのかと
思いますが、イップ師匠を見習ってほしいですね。
by うつぼ (2020-12-23 12:26) 

lovin

うつぼ姐さん、
映画館で観られなくて、早くDVD~~~!って待ってたヤツでした!
武道家はみんな見習ってほしい!(笑)
by lovin (2020-12-23 12:57) 

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